五月、生活

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いくら就職活動をしているとはいえ無職は基本的に暇なので毎日夜に人のいなくなった大須をぶらぶら徘徊している。

深夜なのでそのあたりにいる人間も妖怪みたいなのが多く、路上でSEKIROのモブみたいなおっさんに金をせびられた。交通費がないらしい。交番に行け。

大須は混沌としていて散歩するにはベストなところだ。ハンチョウの漫画で言われている通りおしゃれなカフェの隣に射撃場があったりする。(今はもうない)

一時間もあれば一通り回れるくらいの広さであるのも丁度いい。程よく狭くて、バリエーションが豊か。散歩道とはそうあるべきだ。

 

朝起きて、飯を作ったり本を読んだり散歩をするとそれだけで一日が終わる。人間の生活に本来労働が入り込む余地など存在しない。無職であり続けられるのならそうすべきだし、そうしたかったと心の底から思う。恐らく千年後には無職であることが基本的人権の一つになっているだろう。

来月から関東で労働が始まる。まあそれはそれでいいのかもしれない。